g95 のソースからのメイク法

gcc 4 のバージョンで,サポートされているもののソースを使う必要があり, あまり古くても新しくても失敗します.以下は Cygwin でバージョン 0.92 を gcc-4.1.1 の上でメイクしたときの記録です. メイクの仕方がちょっと分かりにくいので小生の記録を掲げておきます.

以下,/src は自分が作った任意の作業ディレクトリとして呼んでください. そこに GNU のサイトからダウンロードした gcc の ソースパッケージ gcc-core-4.1.1.tar.bz2 と g95 のサイトからダウンロー ドした g95_source.tgz が置かれているものとします.

    cd  /src
    tar  jxvf  gcc-core-4.1.1.tar.bz2
    cd  gcc-4.1.1
    mkdir  g95
    cd  g95
    ../configure  --enable-languages=c  --disable-nls
    make
    cd  ../../    (/src に戻る)
    tar  zxvf  g95_source.tgz
    cd  g95-0.92
    ./configure  --prefix=/usr/local  --with-gcc-dir=../gcc-4.1.1
    make
    make  install
    tar  zxvf  libf95.a-0.92.tar.gz
    cd  libf95.a-0.92
    ./configure  --prefix=/usr/local   (こちらは gcc3 でコンパイルしました)
    make  install

インストール先の /usr/local は, 自分が root になれない UNIX マシン の場合は, 自分用のローカルディレクトリを指定することも可能です.小生も学科の サーバにインストールして学生に使ってもらったときはそのようにしました.
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