レポートの書き方の手引
【注意】 これは, 函数論のレポートを出すための指針です.
付録として, TeX の使い方も書かれていますので参考にしてください.
ただし, TeX の使用は義務ではありません. 必ず守って欲しい決まりは,
紙版を A4 版にし, 左上を必ずホッチキスで止める, 何のレポートか一目で
分かるようにレポートのタイトルと名前と学生証番号を書いた表紙をつけるか,
それが紙の無駄使いだと思う人は, レポートの先頭にこれらの情報を書いて,
そこに判を押すスペースを少し空けておく, ということだけです.
- レポートの提出先:僕の研究室の前の専用ボックスに入れるか,
期限前の講義の後で僕に手渡してください.
- レポートの提出期限:毎回のレポートに明記します.
原則として23週間から1ヶ月後くらい(ただし, いくら期限を延ばしても
取り掛かるのは結局締め切り1週間前ということなら1週間にしてしまうかも
しれません.)
- TeX について
TeX を手早く覚えるには, 他人の書いたソースを頂いて中身だけ取り換えるところから
始めるのが一番簡単です.(その人の変な癖がうつるかもしれませんが. ^^;))
講義のメモは, ユニックスワークステーションの ASCII platex 用に
書かれています.
platex func1
でコンパイルでき func1.dvi ができます. これは
xdvi func1
でイメージが見られます.更に
dvi2ps func1 > func1.ps
でポストスクリプトファイルができ, それは画面で
ghostview func1.ps
でイメージを見ることもできるし,
lpr func1.ps
で印刷することもできます.
ただし6階の機械にはまだ ghostview はインストールされていません.
xdvi は動きます.
また dvi2ps とは少し使い方が異なる dvips がインストールされています.
Windows95 用の ptex 一式を持っている人は dvi ファイルを dviout という
ツールで画面で見たり印刷したりできます.
5階の機械は全部そろっていますが, 情報の2年生の標準パスは Shift JIS コード
の platex が起動するかもしれません.
func1.tex は
漢字コードが EUC ですから,
PC 用の TeX を持っていてそれでコンパイルしようという人も,
シフト JIS に変換する必要があります.
ワークステーションでそれをやるには
nkf -e func1.tex > func1.shj
などとし, 変換されたファイル func1.shj を
自宅に持ち帰ればよい. EUC のまま持ち帰っても DOS で変換できるように,
~kanenko/Biseki の中にある transkj.exe を持ち帰って置くとよい.
- TeX への図の張り込み方
図をポストスクリプトファイルとして作成しておき, LaTeX の図張り込みのスタイルファイル epsf.sty を使って取り込みます.
そのためには, 普通の LaTeX ファイルの先頭の
\documentstyle[11pt,a4j]{jarticle}
を
\documentstyle[11pt,epsf,a4j]{jarticle}
に変え, 図を張り込みたい場所に
\vbox{
\begin{center}\epsfile{file=test.ps,height=10pc}\end{center}\\
\begin{center} 図 1 \end{center}
}
のように書きます. test.ps は図のファイルの名前, height=10pc は図の
高さを 10 行取りにするという意味です.
実例としては, 図を含んでいるレジュメ func1.tex のファイルを参考に
して下さい.
図の作り方は, 自由描画なら tgif, 数式をグラフにするなら gnuplot を
起動します.
6階の機械の gnuplot は ~kanenko/gnuplot/bin にあります. gnuplot は
unix 端末から立ち上げた場合, gnuplot_x11 を起動しようとしますので,
うまく起動できなかった人は上記の場所をパスに加えてみてください.
この意味がわからない人は cd ~kanenko/gnuplot/bin を実行してから起動して
ください. ただしそのときは output ファイル名に自分のホームディレクトリの
パスを冠しなければ permission denied のエラーになります.
例えば sin(x) の 0 から 2Pi までのグラフを作るのなら, gnuplot の
プロンプト(以下, > で示します)から
> set terminal postscript eps
> set output 'test.ps'
> plot [0:2*pi] sin(x)
> quit
を実行すれば, test.ps というファイルができます.
gnuplot の更に詳しい使い方は ? でヘルプを起動して勉強して下さい.
Mathematica を使ってもポストスクリプトファイルを出力できますが, これは
実際に端末に座ってそれらしい指令を探せば良いので, ここには書きません.
tgif の使い方も同様に help 機能を用いて自習できます.
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