毎回の講義の概要
- 第1回(4月21日):イントロ
光の速度の測定, Maxwell の電磁場の波動方程式の帰結としての光速度の一定
性, その解釈のためのエーテルの復活と Michelson-Morley の実験による否定,
Lorentz-FitzGerald による大胆な仮説を経て, Einstein による特殊相対性理
論への到達の歴史を話しました.
- 第2回(4月28日):Lorentz 群の数学的構造 I
波動方程式を不変にする線型変換である Lorentz 行列の構造を調べました.
- 第3回(5月12日):Lorentz 群の数学的構造 II
Lorentz 行列の構造の続きをやりました.
- 第4回(5月19日):Lorentz 群の数学的構造 III
Lorentz 行列の構造で残っている分をやりました.
- 第5回(5月26日):風邪のため休講にします m(__)m
- 第6回(6月2日):特殊相対論的力学 I
速度の Lorentz 変換を導きました.
- 第7回(6月9日):特殊相対論的力学 II
運動量保存則を満たすような相対論的運動量(慣性質量)の定義を発見し, エネルギーの
定義の検討を始めました.
- 第8回(6月16日):特殊相対論的力学 III
エネルギーの定義を完成し, 運動量-エネルギーベクトルのローレンツ共変性
と質量・エネルギーの等価性を導きました.
- 第9回(6月23日):一般相対論入門
特殊相対論の残りを少し話した後, 一般相対論の解説に入りました.
出席をとりました!
- 第10回(6月30日):編入学試験のため休講
- 第11回(7月7日):北大に出張のため休講
- 第12回(7月14日):Riemann 幾何学入門
前回概要をお話した一般相対論の厳密な記述に必要な, 幾何の用語と概念を解
説しました. 曲率の定義までできなかったので, 次回も少し続きをやることに
します.
- 第13回(7月21日):一般相対論の概要
Riemann 幾何の続きをやった後, 駆け足で一般相対論の概要を紹介しました.
なお, 先に予告していた7月28日の補講は都合により取り止めました.
(この日はパソコン組み立て教室になりました.) これでこの講義はおしまいで
す.
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