線形代数講義のページ
このページは, 拙著『線形代数講義』
の補足や正誤表を置いたり, 演習用のプログラムを並べておくために開設しました.
プログラムの元になったのは, 実際にお茶の水女子大学の講義で用いたものです.
教科書の補遺
正誤表は次の増刷で順次取り込んでいますが,それには入りきらない
長めの追加コメントはここに補遺として置くことにしました.
今後,教科書のサポートとして充実させてゆく予定です.
- 補遺 (2018年1月20日版)
(2017年8月24日版と内容的には変わっていませんが,
正誤表の修正に併せて表現が若干変わっています.)
正誤表と増刷状況
以下の訂正は, 特に断りの無い限り, 第 n 刷への訂正は
第 n-1 刷およびそれ以前の刷にも適用されるものとします.
お持ちの刷番から以降のものを全部お取りください.
- おかげさまで第11刷 (2021.2.25) が出ました.訂正はありません.
- errata10.pdf
第10刷(2018.4.25刊)への正誤表
これは前回の正誤表で一箇所だけ修正漏れがありましたので
(下記errata9.pdfには含まれてはいるので,この刷限定で)別ファイルとして置きます.
[New] 第10刷の際に印刷所でフォントの取り換えを行ったときに下記の画像のフォントがうまく反映せず,奇妙な文字が出力されています.
これは10刷だけの特殊事情なので,正誤表には含めず,ここに別記しておきます.
第10刷をお持ちの方は下記の初刷からの画像をご参照頂き訂正をお願いします.
p.249, 図B.5
- errata9.pdf(2021.8.23)
第9刷(2016.2.25)≡第8刷(2014.2.25)への正誤表の改訂版です.
(前回から内容は変わっていませんが,左マージンの設定ミスにより右端が欠けていたのをサイエンス社編集部からご指摘を頂き修正しました.)
(2018.1.20 訂正版. 2018.1.9にアップしたものをサイエンス社の編集部でチェックして頂き,
3件ほど訂正箇所の誤記がありましたので訂正しました.
また図版の訂正もやってもらえそうなので,
昨年8月に補遺に載せた訂正図もこちらに移しています.)
(2018.1.9 補充版.昨年8月に頂いたのと同じ方から追加のご注意を10月に頂いていたのですが,
まとまった時間が取れず処理が冬休みになってしまいました.
感謝申し上げるとともに遅延をお詫び致します.
2017.8.24版と正誤表のファイル名は同じですが,内容が3倍ほどに膨らんでいるので,
既に取り込んでおられる方も再度ダウンロードをお願いします.
(前回のファイルは完全に今回の部分集合となっています.
従って,本刷の出版直後にここに載せた下記の一件も次の増刷で忘れないよう上記の
ファイルにも取り込んであります.
p.178,下から4行目 同次論法 → 同じ論法)
- errata7.pdf
お陰様で第7刷(2012.7.10)が出ました.
増刷が出たばかりなのに訂正というのは,
読者の方からの第6刷へのご指摘がタッチの差で印刷に間に合わなかったので,
分かるようにこちらに書いたためです.いつもご指摘ありがとうございます.
- errata6.pdf
第6刷 (2011.2.25)への正誤表です.
以前の刷でとっくに発見されていてもおかしくないものです.
読者の方からのご指摘で発見されました.
お茶大の学生はチョコレートを貰い損ないましたね.(^^;
- errata5.pdf
お蔭さまで第5刷(2009.4.10)が出ました.第4刷への追加のうちスペースの関係で
入れられなかったものは,新たに補遺として
ここに置くことにしました.
- errata4.pdf
第4刷(2008.3.25)への正誤表です.
教科書であまりやらない後ろの方を講義する機会が有って,
まだ誤りを見付けてしまいました.
チョコレートの威力はここまでは届かなかったようです.
- errata3.pdf
お蔭様で 2007.2.25 に念願の第3刷が出て,かなりの訂正を組み込む
ことができました.
とりあえず,訂正結果を確認して見付けた誤りの表を作りましたが, その後も
三浦先生と学生さん達のお蔭で順調に (^^; 訂正が追加されています.
- errata2.pdf
第2刷(2005.4.10)への訂正と追加の pdf ファイルです.
2006 年は三浦先生と学生さん達のお蔭で沢山の訂正ができました.
年度始めに比べてファイルがかなり大きくなっ
ていますので,一度御覧になられた方ももう一度ご参照頂ければ幸いです.
- errata1.pdf
初刷(2004.12.25)への訂正と追加の pdf ファイルです.
※ これは緊急増刷された第2刷に訂正が間に合ったもののみ, すなわち1刷
と2刷の差分のみを掲げてあります.
第1刷をお持ちの方は上の第2刷の訂正・追加も合わせて御覧下さい.
Mathematica の演習用テキスト
math.pdf
講義で実際に使用した Mathematica の演習テキストです.
Adobe reader で御覧ください.
プログラム見本---Pascal
(準備中)
プログラム見本---C
- linearmap.c
xgrclin.c
xgrclin.h
教科書の第1章で活躍するねずみの絵のソースとそのコンパイルに必要な
ファイルたちです.
コンパイルの仕方
FreeBSD または Linux または Windows+{Cygwin または wsl2} または MacOSX+{xcode と XQuartz}の環境で gcc を用いてまず
gcc -c xgrclin.c
を実行してモデュール xgrclin.o を作っておき
gcc linearmap.c xgrclin.o -lm -lX11 -o linearmap
のようにリンクして実行バイナリ linearmap を作り, 使ってください.
バグなど
もとは FORTRAN77 で書かれていたプログラムなので,大文字の変数や
goto 文などがありますが,気にしないでください.なかなか根本的に書き直
す時間がなくてほうっていましたが,いつの間にか時間が経ってしまいました.
プログラミングではなく平面の線形写像の学習が目的で,講義で使ったときは
結構評判が良かったので,遅まきながら取り敢えずこのまま公開することにし
ました.
FreeBSD の X11 環境ではすんなり動きますが,Linux では,rewind(stdin)
とか fflush(stdin) とかの標準入力フラッシュが効かないので,先に
入力したときの改行コードが入力バッファに残ってしまい,何も入力して
いないのに先に進んでしまうという現象が起こります.
最後から8行目の scanf 関数の次に getchar(); を一行
挿入して対処してください.
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