３年専攻科目『人工知能論』のページ

【プロローグ】 この講義は，毎年小林先生がなさっているものですが, 今年は小林先生が海外研修でご不在なので, 普通なら今年は開講しない (昔なら, 非常勤を頼むとかいうのが最も普通の対応でしたが, 独立法人化して貧乏になったので, とてもそんな余裕はありません), ということになるところですが, こんな面白い題材をほっておくのはもったいないので, かねてより興味を持っていたこの分野を, 折角の機会に講義を利用して勉強しちゃおうということになりました. 御迷惑でしょうが僕につき合って, 一緒に楽しんでください.

【講義内容】 人工知能への挑戦, ロボットの夢, コンピュータと人間の知恵比べ, ロボットビジョンとパターン認識, 定理証明, 推論のためのプログラミング言語, ゲーム
人工知能の教科書は日本語でもいくつかありますが,

とりあえず大筋はこの本に沿ってやります.

このほかにいろいろ仕入れた英語の教科書などから題材を補う予定です.

【成績評価】 レポートで成績を付けます. 履修者がメチャ多かったら, 試験にするかもしれませんが, まあそういうことはないでしょう． (*^^*)

【実際の講義概要と予定】 講義の進行とともにここに書き込んで行きます.

１０月２日(火), １０月９日(火), １０月１６日(火)：
突然ですが網膜剥離の治療のためお休みしました.
１０月２３日(火)：第１回　人工知能とは？
お待たせしましたが, いよいよ始まりです. 人工知能の意味を論じ, 歴史を概観しまました.
ai1.pdf; 本日の講義のプレゼン資料
閲覧するには, 本日の講義中に示したユーザーIDとパスワードが必要です.
１０月３０日(火)：第２回　問題解決の基礎
問題解決の方策について概観しました.
ai2.pdf(11月18日 9:20 版); 本日の講義のプレゼン資料
１１月６日(火)：第３回　種々の探索技法
状態空間から探索木を動的に構成し解を見付ける基本的な技法をいくつか学びました.
ai3.pdf; 本日の講義のプレゼン資料
１１月１３日(火)：第４回　探索技法の続きと命題論理
前回の続きとして A* 探索などを学び, 続いて命題論理の復習に入りました.
ai4.pdf; 本日の講義のプレゼン資料
１１月２０日(火)：第５回　形式的証明
命題論理の計算法の続きを話した後, １年の数理基礎論ではあまり詳しくやらなかった形式的証明の話をしました.
ai5.pdf; 本日の講義のプレゼン資料
１１月２７日(火)：第６回　証明図・述語論理
証明図の説明とその例で命題論理の解説を終え, 述語論理に入りました. スコーレム標準形まで進みました.
ai6.pdf; 本日の講義のプレゼン資料
１２月４日(火)：第７回　エルブランの定理と導出原理
エルブランの定理を説明し, 導出原理に入りました.
ai7.pdf; 本日の講義のプレゼン資料
１２月１１日(火)：第８回　論理による問題解決
述語論理式に対する導出原理の説明の残りを終えた後, これまで準備してきた述語論理の計算法をいよいよ問題解決に応用してみます.
ai8.pdf; 本日の講義のプレゼン資料
１２月１８日(火)：第９回　フレーム問題
論理による問題解決の続きとしてフレーム問題の解説をした後, ホーン集合の説明に入りました.
ai9.pdf; 本日の講義のプレゼン資料 (1月 15日 9:39 修正版)
１月１５日(火)：第１０回　PROLOG
１月８日は振り替え月曜で持ってゆかれるので, 大分間が空きましたが, 無事予定していた量をこなし, 何故か 15 分も早く終わりました.
aia.pdf; 本日の講義のプレゼン資料
１月２２日(火)：第１１回　LISP
AI の基礎となった LISP の解説をやりました.
aib.pdf; 本日の講義のプレゼン資料(1月 24日 23:48 修正版)
１月２９日(火)：第１２回　知識表現
aic.pdf; 本日の講義のプレゼン資料
みなさんお疲れのようなのでこれで最終回とします. 一月欠けた割りにはよく勉強しましたよね. (*^^*)
当初予定していたパターン認識の話題はできませんでした. お休みしなければちょうど１ヶ月割り当てられたのに残念です. 希望者が居たら, 続きは金子研の卒研でやりましょう. (*^^*)

単位が欲しい人は３月１０日頃までにレポートを出してください. レポート問題はレジュメに１１題含まれていますので, これで十分でしょう. (^^;

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