微積分入門のページ

このページは, 拙著『理工系のための微分積分・基礎と応用』(だったかな? 出版社が付けてくれた名前が長すぎて覚えられない (^^;)) の補足や正誤表を置いたり, 演習用のプログラムを並べておくために開設しました.
プログラムの元になったのは, 実際にお茶の水女子大学の講義で用いたものです.

正誤表

正誤表は基本的に刷間の差分のみを掲げており, それぞれの増刷で順次取り込まれています. お手数ですがお持ちになっている刷番号から後のものをすべてご参照ください. 誤りを見つけてお知らせくださった読者の方々に感謝します. また,多くの方に読んでいただき光栄です. こないだは, 中学生のときに愛読したという方に人工知能学会でお会いし感激しました\(^o^)/.

第 I 巻の正誤表

第 II 巻の正誤表

教科書への補遺

本書には入りきらない長めの追加コメントは, ここに補遺として置くことにしました. 今後,教科書のサポートとして充実させてゆく予定です.

プログラム見本---Pascal

演習用のプログラムについても, そのうち第 II 巻の分も込めて充実しますが, とりあえずは教科書の第 I 巻で“レポート問題”を解くためのものとして 引用してあるもののソースを置いておきます.
これはあくまで教育の一環としてのサービスで, プログラムに対するサポートは 教科書の定価には含まれていませんので, 著者に対して苛酷な要求をしないように お願い致します. (^^;)
なお, 配布形態は GPL に準じます. (一言でいえば, “責任持たんぞ, 好きなように 直してくれ, ただし著作権は放棄しない”です.)

☆グラフィックライブラリについて☆
グラフィックライブラリの元になったのは, 拙著『教養の数学・計算機』 で取り扱った 16 ビット PC 用の ProFORTRAN77 向けのもので, Unix の X ウインドウ用と f2c(g77) への翻訳(β版), 及びその Cygwin32 対応の PC 版 (α版)などがあります.
xgrc.c はその C 言語版で, pascal 言語からも gpc やいくつかの pc ではそのまま 呼び出せます. (ただし xgrp.c では一部函数名を変更してあります.)

使用法は gcc を用いてまず

gcc -c xgrp.c

を実行してモデュール xgrp.o を作っておき

gpc example3.p xgrp.o -lm -lX11 -o example3

のようにリンクして実行バイナリ example3 を作り, 使ってください. gpc の他, 本学情報処理センターの Sun Ultra2 上の pc でも動作確認済みです.
(情報科学科演習室の Hewlett Packard ワークステーション上の pc の場合は, Pascal のソースに多少の書き換えが必要で, まだ調節が終わっていません.
#もうリースが切れたので, やる気はありません. (^^;))
その他に著者が興味を持ちそうなシステムへの移植は依頼されれば (著者の実 力の範囲内で) 試みても良いです.

プログラム見本---C

担当編集者から, “プログラム見本は C にせよ”との強い要請がありましたが, “これは数学の本だ”と抵抗して, 結局 C のプログラムもウェッブサイトに置く ことで妥結しました.
しかし, 小生の実際の講義経過では Fortran => C => Pascal の 順に作られました.
本学科の学生は1年の前半で Pascal を, 後半で C を学ぶので, 後半に当たる第 II 巻のレポート用プログラムは C 版のものを必死で Pascal に翻訳しました. (^^;)
ここには Fortran 版は置きませんが, 著者に多少とも自信が有るのは Fortran だけですので, 他言語のプログラムスタイルなどは著者の真似をしない方が 安全です. (^^;))

使い方は Pascal のときと同様ですが, グラフィックライブラリ関数のヘッダファイル xgrc.h を同じディレクトリに 置く必要が有ります.

☆p2c 使用の際の注意☆
Pascal 言語を C 言語に翻訳するツールである p2c を使って Pascal の練習を することもできます. この場合は, 一旦

p2c example3.p -o temporary.c

を実行して C 言語のソース temporary.c を作り,

gcc temporary.c xgrc.o -lp2c -lm -lX11 -o example3

のようにリンクして実行バイナリを作ります. 第一段階で出力ファイルの指定を忘れると, 上述の C 言語版のソースと 同名のファイル example3.c が作られるので, 私のファイルは上書きされて しまいます. (そちらの方がましだという声もありますが (^^;)). 従って C と Pascal は別々のディレクトリに置かれることをお勧めします.


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